スライド01

スライド02

奄美の中心部名瀬にある商店街。

スライド03

かなり老朽化が進んでいる。

スライド04

シャッターが下りている。人が見当たらない。

スライド05

一方で、こうした大型店舗には多くの客が訪れている。この写真のビッグⅡという店は、1983年創業で、駐車場も広い(450台駐車可)。*1

*1 会社概要 | ビッグツー - 鹿児島県奄美大島 ディスカウントショップ 日用品 ...   https://www.big2.co.jp/company/aboutus(2019/04/27 閲覧)

スライド06

ビッグⅡのほかに、こうした全国チェーンのコンビニもあり、駐車場には多くの自動車がとまっている。やはり、商店街よりもコンビニのほうが最新の商品が売られており、また駐車場もすぐそばにあり便利である。

<この写真のファミリーマートについて>
2016年に南九州ファミリーマートが徳之島の亀津南店及び、奄美大島の名瀬港町店(写真)に進出した。ファミリーマートに名称が変わる前は株式会社ココストアが運営しているコンビニであった。*2
それまで中堅のコンビニしかなかった奄美に、大手全国チェーンのコンビニが進出することとなったのである。

*2 南九州ファミリーマートが鹿児島県離島(奄美大島・徳之島・種子島)に初出店! https://www.mfamily.co.jp/open/entry-2441.html(2019/04/27 閲覧)

スライド07

こうした朝から晩まで開いているような大きめのドラッグストアもある。広めの駐車場があり、買い物しやすい。これらの大型店舗や全国チェーンのような店は、直接商品を大量に仕入れるため、商店街に比べて物を安く売ることができる。

スライド08

これらの店の商品は、こうしたコンテナ利用して島外から運ばれてくる。

スライド09

スライド10

貨物輸送によって島外から大量の商品を運ぶことにより、大型店舗や全国チェーンのような店は商品を大量に仕入れて物を安く売ることができる。

スライド11

また、商品を島の外から大量に仕入れるほかに、奄美では自動車が数多く普及していることが、商店街衰退の要因の一つであると考えられる。
写真のように奄美の道は狭いところが多いが、それによって軽自動車の普及が進んだと考えられる。

スライド12

こうした街中の道も狭い。

スライド13

軽自動車は小回りが利き、特に高齢者や女性が運転しやすく、買い物にも行きやすい。

スライド14

実際、住民の女性2人に「なぜ軽自動車がこんなに多いのか?」と問うと、「道が狭いし軽自動車のほうが運転しやすい。」と言っていた。
道の狭さに加えて、車を運転する女性にとってやはり軽自動車が運転しやすいといえる。

スライド15

車が渋滞している。
車を運転する人々は、駐車場のある郊外の大規模店舗へ食糧や日用品を求める。

スライド16

車が渋滞する一方で、歩道には人が歩いていない。

スライド17

歩道に人気がない。
自動車の普及により、奄美の人々が街を歩いて移動することが少なくなったと考えられる。

スライド18

そのため、奄美の人々は利用料のかからない駐車場が完備されている、郊外の大型店舗やコンビニなどの店へ行くようになったと考えられる。


スライド19

スライド20

一方で、こうした駐車場をもたない街中の商店街は衰退した。

スライド21